車売却はどういう流れ?購入との兼ね合い・頭金の用意を踏まえた手順を解説

「車を売却するときは、購入も含めてどういう流れになる?」
「今の車がいくらで売れるか分かったうえで、次の車の購入を進めたい」
「売った車のお金を頭金に充てる場合は、どのタイミングで買取に出せばいい?」

車を買い替える際は、購入にともない今の車を売ることになります。
ただ、購入と売却が別のお店になる場合、どういう段取りで進めればいいか良く分からないですよね?

こんにちは!
『GOODBYE CAR』の岡田です。

車の購入は、契約から納車まで1ヶ月以上かかります。
一方、車の売却にかかる日数は1〜2週間ほど。
したがって、車を買い替えるときは【購入→売却】という手順になります。

ただ、全体の流れを把握していないと、段取りがすこし複雑に感じるかもしれません。

そこで今回は、車の購入と売却をそれぞれ別のお店で進めるときの手順について詳しく解説していきたいと思います。

車を買い替えるときのスケジュールを確認

まず基本的なことですが、車を売るには次の2つの方法があります。

下取りと買取の違い

  • 下取り
    今の車を「新しい車を買うお店」に売ること。
    その代金はそのまま購入費用の頭金に充てられる。
  • 買取
    今の車を「中古車買取店」に売ること。
    その代金は現金で振り込まれる。

要は、今の車をディーラーに売るか、買取店に売るかの違いです。

下取りであれば購入と売却が同じ店舗になるので、手続きやお金のやりとりは簡単です。
ただ、下取り価格はどうしても相場より安くなる傾向があります。

ですから、今の車を高く売るためには「買取店に売る」のが正解です!

しかしその代わり、購入と売却を別のお店で進めることになるので、段取りはすこし複雑になります。
まずは、全体の流れを把握しておきましょう。

細かく分けると、これだけのステップがあります。

車の購入は、契約〜納車まで早くても1ヶ月以上はかかります。
一方、車の売却は、査定〜引き渡しまで1〜2週間ほどかかります。
ですから、まずは購入手続きを進め、納車の1〜2週間くらい前になったら売却を進めましょう。

なお、上記のスケジュールのとおり、今の車を納車直前に引き渡すと、買取代金の振り込みが納車後になってしまい、頭金に充てることができません。
その場合の対策は、後半で説明します。

車の売却と購入を別々のお店で進める場合の流れ

というわけで、ここからは、前項でお伝えした9つのステップをさらに詳しくみていきます。

まずは、全体の流れをもう一度チェックしておきましょう。

  1. 今の車を買取店で査定してもらう(お試し)
  2. ディーラーで見積もりをとる
  3. ディーラーと商談・契約
  4. 購入に必要な書類の用意
  5. 条件のいい買取店を探す
  6. 買取契約を交わして売却書類を用意する
  7. 車両の引き渡し
  8. 頭金の支払い・納車
  9. 買取金額の振込を確認

青色は「購入」の段取り
赤色は「売却」の段取り

すこし大変に感じるかもしれませんが、重要なステップは限られるので、ひとつずつ進めていけば大丈夫です。

【Step1】
今の車を買取店で査定してもらう(お試し)

まず、購入を進めるまえに、近所の買取店に行って今の車を査定しもらいましょう。

ここで車を売るわけではありませんが、今の車がだいたいいくらで売れるか把握しておけば購入予算の目処が立ちやすいからです。

ただ、このときに売却時期を曖昧に答えると、ハッキリした査定額を提示してもらえません。
ですから、この場では「1〜2週間後に売る」という想定で査定を受けてください。

※このステップは必須ではありません。

【Step2】
ディーラーで見積もりをとる

次は、ディーラーに行き、目当ての車の見積もりをとります。

新車の場合は、グレードやオプションなどの目星を付けておくとスムーズです。

なお、値引きなどの条件は販売店によって変わるので、余裕があれば他のお店でも見積もりをとってみてください。
(中古車の場合は “一点もの” という理由から、大幅な値引きは難しいです)

【Step3】
ディーラーと商談・契約

続いては商談です。
見積もりの延長で商談を進めてもいいですが、一旦冷静になるためにも商談は見積もりの後日おこなうことをおすすめします。

商談の際にやることは、主に次の3つです。

  1. 最終の値引き交渉
  2. 余計な費用項目を外す
  3. ローンの相談

ディーラーは、値引きの余力を残していたり、余計な費用項目を勝手に見積もりに含めたりすることがあります。
ですから、最後にしっかりと話を詰めてください。

以上、もろもろの条件がOKであれば、ディーラーと契約を交わします。

【Step4】
購入に必要な書類の用意

契約〜納車までは、新車なら1ヶ月以上、中古車なら1〜2週間ほどかかります。
その間に、購入に必要な書類をそろえておきましょう。

《車の購入に必要な書類》

普通自動車軽自動車
  1. 実印
  2. 印鑑証明書
  3. 車庫証明(自動車保管場所証明書)
  4. 車検証
  5. 自賠責保険証明書
  6. 委任状
  1. 印鑑
  2. 住民票
  3. 車庫証明(自動車保管場所証明書)
  4. 車検証
  5. 自賠責保険証明書
  6. 委任状

とはいっても、こちらが新たに用意するものは印鑑証明書(軽は住民票)しかありません。
もし、商談の際にほぼ契約を決めているのであれば、Step3の段階で書類を持参しても良いです。

なお、車庫証明は自分で取得することもできますが、たいていは手数料を払ってディーラーにお願いします。
自賠責保険はディーラーにお願いすると割高になるので、費用を抑えたい場合はご自身で保険会社を選びましょう。

これで、購入の段取りはほぼ終わりです。

〜ここからは売却のステップ〜

【Step5】
条件のいい買取店を探す

納車日が近づいてきたら、今乗っている車の売却を進めていきます。

ただ、どこの買取店でもいいわけではありません。
車の査定額はお店によって数万、数十万円の差が出るので、車を少しでも高く売るには何社か査定を受ける必要があります。

でも、あっちこっち回るのは面倒ですよね…。

そこで、買取査定を効率よく比較することができる『車一括査定』をオススメします。
このサービスのメリットは、以下のとおりです。

《車一括査定をおすすめする理由》

  • ガリバーやラビットなどの大手はもちろんのこと、地元の中小業者も加盟している。
  • 全国の候補店から条件にあうお店がすぐに見つかる。
  • 候補店に対してまとめて出張査定を依頼できる。
  • 業者同士の競争意識が高まり、査定額が底上げされる。
  • 何社か同じ時間に査定を受けてもOK。(かなり時短になります)

要するに、車一括査定とは、一番高く買い取ってくれるお店を探すためのサービスです。
もちろん無料で使えるので、車を高く売りたい方はぜひ使ってみてください。

≫車一括査定で条件のいいお店を探す(無料)

【Step6】
買取契約を交わして売却書類を用意する

前項のStep5で条件のいい買取店が見つかったら、そのまま契約を進めましょう。
査定したその場で契約することもありますが、後日、車を引き渡すタイミングで契約書にサインすることもあります。

契約の際は、次のことを確認するようにしてください。

《買取契約時の確認事項》

  • 車の引き渡し日とその方法
    (自宅引き取りは有料の可能性あり)
  • 買取金額(振込額)、入金日
  • キャンセルルール、違約金について
  • 買取後の減額について
    (不具合、欠陥は自己申告すること)

このあたりの規約はお店によって違いますが、名の知れた会社ならガイドライン(業界のルール)に沿った内容になっているはずです。

なお、引き渡しまでに、以下の書類を用意しておきましょう。

《車の売却に必要な書類》

普通自動車軽自動車
  1. 車検証
  2. 自賠責保険証明書
  3. 自動車税納税証明書 ※なくても可
  4. リサイクル券 ※なくても可
  5. 委任状 ※店側が用意
  6. 譲渡証明書 ※店側が用意
  7. 実印
  8. 印鑑証明書
  1. 車検証
  2. 自賠責保険証明書
  3. 軽自動車税納税証明書 ※なくても可
  4. リサイクル券 ※なくても可
  5. 認印
  6. 自動車検査証記入申請書 ※店側が用意

なくてもいいものや店側が用意するものもありますが、赤字のものは必須です。

【Step7】
車両の引き渡し

そして後日、車両を引き渡します。

引き渡し場所は、店頭または自宅のどちらでも構いません。
自宅まで取りに来てもらう場合は、ドライバー代が引かれる可能性があります。

引き渡し日は、基本的にはあなたの都合で決めてOKです。
たいていは、納車のタイミングに合わせることになるでしょう。

ちなみに、査定日に契約を決め、車をそのまま引き渡すケースもあります。
その場合、売却書類は後日郵送するか、お店まで持っていくことになります。

【Step8】
頭金の支払い・納車

ここまで来たら、次は待ちに待った納車日。
車の買い替えで一番ワクワクする瞬間です!

なお、購入費用の頭金は、手付金として一部を契約時に払い、残りを納車日までに払うのが一般的です。
(頭金の用意が間に合わない場合の対処法は後述します)

【Step9】
買取金額の振込を確認

最後に、買取額の入金を確認しましょう。

買取金額が振り込まれるのは、引き渡しから2日〜1週間後です。
したがって、今の車を納車直前に引き渡す場合は、買取金額の入金が「納車後」になります。


以上で、車の買い替えは完了です。
すこし長くなってしまったので、もう一度おさらいしておきましょう。

手続きのタイミングですが、車の購入には少なくとも1ヶ月以上はかかるので、早めに進めることをおすすめします。
逆に、車の売却は早すぎると査定額に影響するので、納車の1〜2週間くらい前になったら取りかかりましょう。

一連の流れでとくに重要なのは、次の2点です。

  • Step3で値引きの限界を提示してもらう。
  • Step5で複数の買取店を比較する。

つまり、できるだけ高く売って、安く買う
これが、車をお得に買い替える鉄則です。

買取額の入金が頭金の支払いに間に合わない場合はどうする?

ただ、この手順には問題点が1つあります。

というのは、今の車を納車直前に引き渡すと、「買取額の振込」が納車後になってしまうからです。

つまり、タイミング的に、売ったお金を頭金に回すことができないわけです。
手持ち資金があればいいんですが、今の車を売って頭金に充てたい場合は困りますよね?

でも、だからといって、下取りは安くなるので避けたいところ・・・。

頭金が用意できない場合はどうする?

ただ実は、こういうケースは良くあることなので、以下のとおり対処法はいくつかあります。

  • 頭金なしでローンを組む。
  • 頭金を手持ち資金で払える程度に留めておく。
  • クレジットカードで払うorカードローンを利用する。
  • 頭金を少額にしておき、買取金額が振り込まれたらローンを繰上返済する。
  • 車を早めに売却して、納車までは代車を借りる。

ディーラーの方針にもよりますが、何かしらの解決策は提案してもらえるはずです。
契約のときに、まずは相談してみましょう。

あるいは、車を早めに売って、納車までは買取店から代車を借りることも可能です。

そうすれば、買取代金の振り込みを早めることができますよね。

車買取店の代車サービスを電話調査!納車まで代車OKのお店を探す方法も解説

いずれにしても、頭金はいかようにでも対処できるので、あまり心配はいりません。

もし、ここまでの説明で「売却の流れ」や「頭金の用意」が面倒だと感じた方は、やはり今の車をディーラーに下取りしてもらうことをおすすめします。
ただし、下取りは安くなりがちなので、見積もりを賢く進めましょう。

車の下取り額を高くする方法!交渉を有利に進めるコツと見積もりの手順

車買取の流れに関するQ&A

では最後に、車を売るときの流れに関するちょっとした疑問にお答えしたいと思います。

 

売却と購入はどちらを先に契約したほうがいい?

購入が先です。

前述のとおり、新しい車が納車されるまでには時間がかかります。
ですから、先に購入手続きを進め、納車が近づいてきたら今の車を買取査定に出しましょう。

 

車の売却先はどうやって選ぶの?

何社か査定を受けるのが一番確実です。

車の査定額というのは、お店によってかなりの差が生じます。
ただ、査定を受けてみないと結果は分かりません。

したがって、車を高く売るには、何社か査定を受けることが必須です!

でも何店舗も回るのは面倒なので、その際は車一括査定サービスを使いましょう。

【体験談】車一括査定をやってみた!実際の流れや査定結果の全記録

 

車の査定は店舗か出張どっちがいい?

出張査定がオススメです。

店舗査定なら、気が向いたときに飛び込みでも対応してもらえます。
ただし、お店をあっちこっち回るのは大変なので、何社か比較するときは出張査定をおすすめします。

車の出張買取と持ち込み査定を試してわかったメリット・デメリット

 

車を売るのに何か手数料はかかる?

無料です。

基本的に、車の買取は無料です。
というより、「もろもろの経費は買取額から引かれている」と言ったほうが正確かもしれません。

いずれにしても、手数料を別途請求されることはないです。
(ディーラー下取りの場合は、査定料などの費用がかかります)

実は…車の売却は手数料がかかる!買取費用で損しないお店の見分け方

 

車両引き取り当日、書類をやり取りする際は家に上がってもらうの?

駐車場でOKです。

車を自宅まで取りに来てもらう場合は、最後に車両確認もあるので、書類のやりとりも含めて駐車場でおこないます。
5〜10分程度で終わるので、自宅に上がってもらう必要はありません。

 

出張査定で複数の業者を同じ時間に呼ぶのはあり?

ありです。

出張査定は30分〜1時間くらいかかります。
もちろん1社ずつ対応してもいいんですが、面倒なら同じ時間に来てもらってもOKです。

ただ、予約のときにその旨は伝えておきましょう。

【検証】車の同時査定は効果てきめん?査定結果とやり方を実写解説

 

納車までに今の車の売却が間に合わなくても大丈夫?

大丈夫です。

ふつう、新しい車が納車されるまでに今の車を売却しますが、手放すタイミングが納車後になっても何ら問題はありません。

ただ、車を2台止めておく場所は必要になるかと思います。

 

まとめ

今回の説明で、車の購入と売却を別々のお店で進めるときの流れはイメージできましたか?

話が少し長くなったので、大事なポイントも含めて手順をもう一度みておきましょう。

STEP.1
今の車を買取店で査定してもらう(お試し)

購入予算の目処を立てるために、まずは今の車を買取店で査定してもらい、いくらで売れそうか把握します。

STEP.2
ディーラーで見積もりをとる

ディーラーに行き、目当ての車の見積もりをとります。
新車の場合は、グレードやオプションを決めておくとスムーズです。

STEP.3
ディーラーと商談・契約

商談のときにやることは、値引き交渉・余計な費用を外す・ローンの相談です。
時間的に余裕があれば、他店の見積もりとも比べてみましょう。

もろもろの条件に納得がいけば、契約を進めてください。

STEP.4
購入に必要な書類の用意

納車までには時間がかかるので、その間に必要な書類をそろえます。
とはいっても、自分で用意するのは印鑑証明書(軽は住民票)くらいです。

なお、自賠責保険は、ディーラーから紹介される案件ではなく、自分で選ぶと費用が抑えられます。

STEP.5
条件のいい買取店を探す

ここからは売却の手順です。

車の買取金額はお店によって全然違うので、何社か査定を受けたうえで売却先を選びましょう。(重要!)

STEP.6
買取契約を交わして売却書類を用意する

条件のいい買取店が見つかったら契約を交わし、車を引き渡すまでに書類を用意します。

STEP.7
車両の引き渡し

車両を引き渡す場所・日にちは、あなたが指定してください。

なお、車をすぐに引き渡す場合は、書類をあとから提出してもOKです。

STEP.8
頭金の支払い・納車

あとは納車を待つだけ。

購入費用の頭金は、納車当日または納車までに払うのが一般的です。
まとまったお金をすぐに用意できない場合は、ディーラーの担当者に相談しましょう。

STEP.9
買取金額の振込を確認

最後に、車の買取金額が振り込まれたのを確認して、無事に買い替えは完了です。

少し大変に感じるかもしれませんが、実際は何ヶ月かの間に進める作業なので、一つずつステップを踏んでいけば大丈夫です。

ただ、費用面だけは損をしないように気をつけてください!
新車値引きをしてもらうのはもちろんですが、ディーラーにも限界があります。
ですから、今の車をなるべく高く売り、購入費用を少しでも安く抑えましょう。