車査定で「0円」は信じちゃダメ!値段がつかない車を諦めずに売る方法

当ページはプロモーションを含みます。

「車を査定に出したら、まさかのゼロ円! このクルマ値段つかないの?」

買取店やディーラーの査定で0円を告げられた車。
まだまだ現役の車に値段が付かないなんて、、納得できないですよね。

こんにちは、

GOODBYE CARの岡田です。

確かに、市場価値の低い車なら、0円査定になってしまうこともあります。
ただ本来、車の価値がゼロになることはないんです!

私が乗っていた12年落ちの修復歴車も何社かは査定で0円を提示されましたが、最終的には13万円で買い取ってもらうことができました。

つまり、「0円査定」は大抵の場合、店側に足元を見られた結果なんです。
ですから、あなたの車も査定で値段が付かなかったとしても、それを鵜呑みにしてはいけません!

そこで今回は、査定で0円を告げられた車を “正当な価格” で売る方法を紹介します。

車査定で「値段がつかない」はあり得ないと断言できる4つの根拠

車の査定で0円になってしまうのは、以下のような理由が考えられます。

  • 年式が古い
  • 走行距離が多い
  • 人気がないモデル
  • 内外装の状態が著しく悪い
  • 事故車、故障車、不動車、水没車、放置車など

端的にいえば、中古車としての市場価値が低いからです。

でも、そうはいっても、オーナーとしてはまだ使える車をタダで手放す気にはなれませんよね。

実は、その感覚は正しいです。
なぜなら、どんな車でも価値がゼロになることはありえないからです。

以下では、その根拠を説明します。

  1. 古くても中古車として販売されている
  2. 日本の中古車は海外で人気が高い
  3. 部品や資源として再利用できる
  4. 廃車にしても税金が還付される

【根拠その1】
古くても中古車として販売されている

まず第一に、「古い車でも実際に販売されている」という事実があります。

カーセンサーで検索してみたところ、低年式・多走行車でもかなりの台数が掲載されていました。

年式10年以上走行距離10万km以上
173,80562,931
カーセンサーの掲載台数 ※2024年1月時点

しかも、年式のわりに結構いい値段で売られています。

低年式の中古車価格|カーセンサー

これが、古い車でも市場価値があるという何よりの証拠です。

低年式車・過走行車でも全然売れる!古いけど現役バリバリな車の買取手順

【根拠その2】
日本の中古車は海外で人気が高い

また、日本の中古車はラインナップが豊富で、しかもコンディションが非常に良いため、たとえ古くても海外需要があります。

下の写真はタイ「バンコク」の交通渋滞の様子ですが、日本車がいかに多いかお分かりいただけるかと思います。

タイ(バンコク)の交通渋滞
矢印はすべて日本車

ですから、国内市場では再販が厳しい中古車でも、海外へ輸出すれば商品価値は十分に見いだせるわけです。

【根拠その3】
部品や資源として再利用できる

仮に中古車として売れなくても、その車にはまだ使えるパーツや部品がたくさん残っていますよね。

ねっとおーくしょんで転売される車のパーツ

画像出典:ヤフオク

事実、買い取った車をバラして、「中古部品の転売」で利益を上げている業者もたくさん存在します。

さらに、残った骨格フレームや樹脂、オイルまでも「再資源」として取引されています。

自動車リサイクルシステム

要するに、どんな車でも部品や資源としての価値が残っているんです。

【根拠その4】
廃車にしても税金が還付される

極め付けが、「還付金」としての価値です。

実は「廃車」にすると自動車税や重量税、自賠責保険料が戻ってくるんですが、ご存じでしたか?

つまり、車はどんな状態になっても、最後に「還付金」に換えることができるわけです。

これらの事実を知っていれば、「車の価値がゼロ」になるのはあり得ないことがお分かりいただけるかと思います。

車の買取額が0円になってしまう理由

ところが現実的には、車の査定額が0円になってしまうのは一体なぜでしょうか?

理由は、市場価値が低い車に対して、店側がさらに利益を差し引くからです。

たとえば、「市場価値10万円の車」を査定に出したとしましょう。
その車に対して店側が5万円の利益を見込めば、買取額は5万円ということになります。

しかし、店側が10万円の利益を見込めば、買取額はゼロ。

つまり、たとえ市場価値が残っている車でも、店側が見込む利益の額によっては0円査定もあり得るわけです。

車査定で実際に0円だった見積書を公開

実際、冒頭でもお伝えしたとおり、私の車も査定で0円を提示されました。
その車がこちらです。

確かに条件は良くありませんが、でも、オーナーとしては「まだ全然イケる」という感覚でした。

しかし中古車買取では、「まだ使えるかどうか」ではなく、「市場価値があるかないか」で判断されます。
そのため、オーナーと店側の間には価値観のギャップが生じるわけです。

ちなみに0円査定だったのは、近所のオートバックスです。

車査定0円の見積書

私としては「少しでも高く売れれば…」という期待感もありましたが、その想いに反して厳しい現実を突きつけられる結果になりました。

このように、売り手の想いと市場価値にはギャップがあり、さらに、そこから店側の利益が差し引かれる。
これが、まだ使える車が0円査定になってしまう理屈です。

ディーラー下取り0円の車を「廃車にする」はあやしい

また、念のため、トヨタディーラーでも下取り査定を受けてみました。

車下取り査定の様子

ディーラー査定が安いのは知っていましたが、案の定、下取り価格は0円…。

車下取り0円の見積書

ディーラーでは年式7,8年の車でも下取り額が二束三文になることが良くあるので、ましてや12年落ちの修復歴車となれば致し方ない結果と言えるでしょう。

このような場合、ディーラーはよく次のような説明をします。

ディーラー
ディーラー

下取りは難しいんですが、その代わり、廃車費用は無料にさせていただきます。

このように説明されると、何となく「親切」に感じますよね。

でも、ディーラーは下取り車を0円で引き取り、以下の方法でしっかり利益を得ているんです。

  • 車両登録だけ廃車(抹消)して、車自体は転売している。
  • 車を廃車業者へ流し、還付金で利益を上げている。

要するに、その車に価値があるからこそ、ディーラーは引き取ってくれるわけです。

ディーラーが「廃車」と言っても「解体」するかはあやしいですし、仮に解体となっても還付金もあるわけですから、【下取り0円=価値がない】と思い込まないようにしましょう。

査定0円の車を可能なかぎり値段をつけて売る方法

さて、ここまでの説明で、車の査定額が0円になるのは店側の都合であり、車の価値が全くゼロになるのはあり得ないということは理解できたかと思います。

でも肝心なのは、その車をどうやって売るかです。

まず、ディーラーでの下取りはやめましょう。
なぜなら、ディーラーの査定基準がそもそも安い設定になっているからです。

したがって、車は中古車買取店に売ることをおすすめします。
たとえば有名どころなら、以下のような会社です。

ただし、買取店によっても査定額はバラバラです。
今回、私は条件のなるべく良いお店を探そうと何社も査定を受けたんですが、その結果をご覧ください。

このとおり、3社には0円を提示されましたが、中には妥当な評価をしてくれるところもありました。

ですから、その車なりに少しでも高く売ろうと思ったら、査定を何社か受けて条件を比較することが大切です。

ただ、そうはいっても、あまり手間はかけたくないですよね。

そこでオススメなのが車一括査定サイトです。
車一括査定とは、その名のとおり、近くの買取店にサイトから一括で査定依頼できるサービスで、実際の査定もまとめて受けることが可能です。

また、比較することが前提のサービスなので、業者間の競争意識が高まり、査定額が底上げされるメリットもあります。

あなたの車も市場価値は下がっているかもしれませんが、「1万円でも高く売りたい」という方はぜひ使ってみてください。

≫値段が付かなかった車を可能なかぎり高く売る(無料)

それでも値段がつかない車の「最後の砦」

しかしながら、車の状態によっては一般の買取店でも値段がつかない場合があります。

そうなると、残る手段は「廃車」になりますが、今では廃車買取というサービスもあるので安心してください。

廃車買取の仕組み

車の部品や資源、還付金による価値を見越してオーナーに還元してくれるサービスで、ディーラーなどで廃車費用を請求されるような車でも値段をつけて買い取ってもらえます。

車の価値がゼロになることはないので、最後の最後は『廃車買取』で現金化しましょう。

オススメ業者はこちら→『カーネクスト』

【リアルに比較】廃車買取のおすすめ業者 高額ランキングBEST3!

以上が、0円査定だった車を可能なかぎり高く売る方法です。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

現実問題として、車の査定額が0円になってしまうことはあり得ます。
しかし、それは店側の利益が余計に差し引かれているからであって、「車の価値がゼロ」という意味ではありません。

ですから、きちんと正当に評価してくれる買取店で査定してもらえば、あなたの車も値段をつけて買い取ってもらえるはずです。

ただし、足元を見られないよう、必ず何社か査定を受けたうえで条件のいいところを探すようにしましょう。