車の売却は車検ギリギリでもOK!車検後は3万円以上損失する理由も解説

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車検の時期は、車の売却を考えるタイミングです。
ただ、車を「車検前」か「車検後」のどちらのタイミングで売ればいいか迷いますよね?

この場合は、以下の3つの選択肢があります。

それで、まず結論をいうと、車は「車検前」に売ることをおすすめします。
車検の有効期限ギリギリでも構いません。

もちろん、それ以外のタイミングでも車を売ることはできますが、金銭的には損をすることになります。

というわけで今回は、車の売却と車検のタイミングの絡みで損失額がどれだけ変わるのかを見ていきましょう。

車検の残存期間によって車の査定額は変わる

まずは、車検の有効期限によって車の買取額にどのくらい違いが出るかをみていきましょう。

多くの車買取業者が採用しているJAAI(日本自動車査定協会)の査定基準では、車検の有効期限は加点対象となり、それに応じて査定額はアップします。

その金額の目安は、以下のとおりです。

《車検残月数ごとの査定額アップの目安》
※自賠責の加点も含む

車検
残月数
査定額アップの目安
普通車 軽自動車 輸入車
1ヶ月 0 0 0
2ヶ月 0 0 0
3ヶ月 0.1 0.1 0.1
4ヶ月 0.4〜0.5 0.3 0.5
5ヶ月 0.7〜0.8 0.3 0.8
6ヶ月 0.8〜1 0.5 1
7ヶ月 1.1〜1.3 0.6 1.3
8ヶ月 1.3〜1.6 0.8 1.6
9ヶ月 1.6〜1.9 1 1.9
10ヶ月 1.9〜2.2 1.2 2.2〜2.3
11ヶ月 2.1〜2.5 1.3 2.5〜2.7
12ヶ月 2.4〜2.9 1.5 2.8〜3.2
13ヶ月 2.6〜3.2 1.7 3.1〜3.7
14ヶ月 2.9〜3.6 2 3.5〜4.3
15ヶ月 3.2〜4 2.3 3.9〜5
16ヶ月 3.5〜4.5 2.6 4.3〜5.7
17ヶ月 3.8〜5 2.8 4.7〜6.4
18ヶ月 4.1〜5.5 3.1 5.2〜7.1
19ヶ月 4.4〜6 3.4 5.7〜7.8
20ヶ月 4.8〜6.6 3.7 6.2〜8.5
21ヶ月 5.1〜7.1 4 6.7〜9.1
22ヶ月 5.5〜7.7 4.3 7.3〜9.8
23ヶ月 5.9〜8.3 4.6 7.9〜10.5
24ヶ月 6.3〜8.9 4.8 8.6〜11.2

参照:JAAI「中古自動車査定基準及び細則/第33条・第34条」

ご覧のとおり、車検の残り期間に応じて、これだけの金額が査定でプラスされます。

上記の表を簡略化したのがコチラです。↓

車検
残月数
査定額アップの目安(平均)
普通車 軽自動車 輸入車
0〜6ヶ月 0〜1万円 0〜0.5万円 0〜1万円
12ヶ月 2.6万円 1.5万円 3万円
23ヶ月
車検直後
7万円 4.6万円 9.2万円

車検まで6ヶ月を切っていると大したプラスにはなりませんが、車検が1年残っていれば2万円前後プラスされ、さらに車検直後なら約4〜9万円のプラスが見込めます。

したがって、車検の有効期限が長いほど、車は高く買い取ってもらえます。

では、この基準をもとに、車をどのタイミングで売れば得するか(損をしないか)を考えてみましょう。

  1. 車検を通してから車を売る場合
  2. 車を車検前に売る場合
  3. 車を車検なしの状態で売る場合

【選択肢その1】
車検を通してから車を売る場合

「車検の有効期限が長い=査定額が高い」という前提からすると、車検後に車を売ったほうが得するように思えますよね。

たしかに、車検を通してから車を売れば査定額はアップします。
しかし、それ以上に車検代のほうが高く付いてしまうため、金銭的には一番損をすることになるんです。

実際にどのくらい損をするか、以下の表をご覧ください。

《車検直後に車を売った場合の損失額》

普通車 軽自動車 輸入車
査定額アップの目安
(平均)
7万円 4.6万円 9.2万円
車検費用 10万円〜 7万円〜 15万円〜
損失額 3万円〜 2.4万円〜 5.8万円〜

車検直後に車を売れば、最低でもこれだけの金額は損することになります。
部品代や工賃が高くなれば、損失はさらに大きくなるでしょう。

したがって、車検後すぐに車を売るのはやめたほうが良いです。

【選択肢その2】
車検前に車を売る場合(車検前ギリギリでもOK)

というわけで、車は「車検前」に売ることをおすすめします。
車検の残りが少なければ査定では加点されませんが、その代わり、車検費用をムダに払わなくて済むからです。

ちなみに、車検まで6ヶ月を切ると、プラス査定はせいぜい数千円程度です。

車検
残月数
査定額アップの目安(平均)
普通車 軽自動車 輸入車
1ヶ月 0 0 0
2ヶ月 0 0 0
3ヶ月 0.1万円 0.1万円 0.1万円
4ヶ月 0.4〜0.5万円 0.3万円 0.5万円
5ヶ月 0.7〜0.8万円 0.3万円 0.8万円
6ヶ月 0.8〜1万円 0.5万円 1万円

したがって、車検切れまで6ヶ月以内なら、車をいつ売っても大して変わりません。

ということは、車検切れの直前に車を売れば、有効期限ギリギリまで使えるので、手放すタイミングとしては最もムダがないといえます。

車検ギリギリで車を売却する場合の注意点

ただし、車検ギリギリすぎると、条件のいい買取店をじっくり探すことができません。

それに、次の車の納車が遅れて、タイミングがうまく合わない可能性も考えられます。

ですから、車検ギリギリに車を売っても構いませんが、できれば車検1〜2ヶ月前に売却できるように段取りすると良いでしょう。

ちなみに、車を売るタイミングが数ヶ月でも早ければ、その分、自動車税の戻りも多くなるので、「できるだけ早く売る」というのも一つの考え方として覚えておいてくださいね。

車買取で自動車税は返金される!他の税金の還付ルールも解説

【選択肢その3】
車検なしの状態で車を売る場合

最後は、車検なし(車検切れ)の状態で車を売るという選択肢です。

実は、車検の有効期限が過ぎても車はふつうに売ることができますし、マイナス査定にもなりません。
なぜなら、車検が切れても、車両自体の品質は変わらないからです。

ただし、車検なしの車を引き取ってもらう際、買取業者によってはキャリアカーを使うことがあります。

キャリアカー代は1〜3万円が相場で、この費用は車の買取額から差し引かれることになります。

車検切れでも車は売却できる!買取査定への影響についても解説

ですから金銭的なことを考えると、やはり「車検の有効期限内」に車を売るのがベストです。

まとめ

それでは、今回の内容を簡単にまとめます。

車検を通してから車を売る→

  • 車検費用のほうが高く付くため、3万円以上も損をする。

 

車検前に車を売る→損失なし

  • 車検の残り期間が少なくても、マイナス査定にはならない。
  • 車検ギリギリでも問題ないが、買い替えの段取りが肝になる。

 

車検なしの状態で車を売る→

  • 車検の有効期限が過ぎても、マイナス査定にはならない。
  • ただし、引き取り費用が買取金額から差し引かれる。

というわけで結論ですが、車を売るタイミングとしては「車検前」が一番オススメです。
もちろん、次の車が納車されるタイミングもあるかと思うので、それに合わせつつ売却を進めましょう。

そして何より、あなたの車を少しでも高く買い取ってくれるお店を探すことも忘れないでくださいね。

車の買取価格は、お店によって数万〜数十万円の違いがあります。
そのため、車をできるだけ高く売るには、何社か比較することが欠かせません。

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