ネクステージの「フルスイング買取」の本気度を調査!査定が高いか安いかライバル社との比較も公開

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近年、大手車買取店としても名を連ねるようになった「ネクステージ」。
次々と新規店舗を展開し、中古車販売においては非常に強みのある会社です。

では、ネクステージで車を売る場合、買取価格のほうはどうなんでしょうか?

こんにちは!

GOODBYE CARの岡田です。

ネクステージは買い取った車を自社販売するケースも多いため、それなりに状態が良い車であれば高価買取も期待できるでしょう。
しかしながら、再販しづらい低年式車や、ネクステージでは扱わない修復歴車などは、手厳しい査定結果になることもあります。

というわけで今回は、ネクステージの買取査定が実際のところ高いのか、それとも安いのか、その辺りの実態に切り込んでみましょう!

車を高く買取できるネクステージの強み

もともとは一軒の中古車販売店からスタートしたネクステージですが、現在は全国で260店舗にも及び、非常に勢いのある会社です。
そのためか、買取査定においても相当な自信が伺えます。

出典:ネクステージ

ネクステージの掲げる「フルスイング買取」ですが、要は、駆け引きなしで最初から限界価格を一発提示してくれるようんなんです。

これが可能な理由として、ネクステージは以下のように説明しています。

ネクステージがフルスイング価格を一発提示できる理由
  • AIS資格者が車の価値を正しく評価
    高い検査技術を持つ査定士が車の価値を正しく評価するため、店頭販売価格のギリギリまで迫る査定額が提示できる。
  • 全国規模の中古車販売力
    輸入車やSUVの専門店や全国の大型店で買い取った車を直接販売するため、その分、高額査定が可能。
  • 新規出店に伴う中古車の在庫不足
    続々と増える新規店舗を在庫を確保するため、時には思い切った高額査定もいとわない。

上記の「AIS」とは、業界トップクラスの車両検査機関のことで、高い検査技術を持つスペシャリストの育成を行っています。
しかし、「査定の精度が高い」ということは、コンディションのいい車にとってはプラスに働きますが、低年式車や傷が多い車などの場合はかえって低評価になってしまいます。

一方、ネクステージの中古車の販売力は、車を売る側としても大きなメリットです。
なぜなら、オートオークションを介して転売されるより、自社販売する前提で買い取ってもらったほうが査定額は高くなるからです。

中古車の転売と自社販売の違い

そういう意味では、全国展開するネクステージが高価買取を期待できる会社なのは間違いありません。

ネクステージの買取価格が高いか安いかを口コミから考察

でも、現実はどうなんでしょうか。
ここからは、ネクステージで実際に査定を受けた、あるいは売却した方々のリアルな口コミをチェックしていきましょう。

まずは、ネクステージから納得価格を提示された方の口コミを3つほどご覧ください。

やはり、ネクステージのニーズと合致するような車であれば、高額査定も期待できそうですね。

しかし、もちろん逆のケースもあります。

このとおり、ネクステージだけではありませんが、車の買取では必ず「高い」と「安い」の両意見が存在します。
言い換えれば、どの買取店でも「絶対に車が高く売れる」という保証はないんです。

ネクステージの買取査定額が本当にフルスイングか検証

ちなみに、私も車を売るときはネクステージを必ず候補に加えているので、査定は何度も受けたことがあります。
ここでは、その査定結果を一部ご紹介しましょう。

ネクステージとガリバーの買取査定額を比較

2年ほど前、ネクステージで査定してもらったのが、こちらの車になります。

ネクステージで査定を受けた車(1台目)

見た目はキレイですが、結構大きな修復歴があるので、厳しい査定結果になることが予想されました。
参考までに、最大手のガリバーとの比較もご覧ください。

ネクステージ4.5万円
ガリバー8.1万円
他社(最高額)13万円

このとおり、ネクステージの査定額はかなり手厳しいものとなりました。
ネクステージは修復歴車を自社では販売しないので、他社と比べても低い査定結果になったのでしょう。

ちなみに、このときのネクステージの担当者は「この場で決めていただければ、もう少し頑張りますけど…」と言っていました。
どうやら、公式サイトには「煩わしい駆け引き一切なし!」とありますが、実際は違うようですね。

なお、この車は最終的に13万円で売却しました。

ネクステージとビッグモーターの買取査定額を比較

続いて、約1年前に売ったのが、こちらの車です。

ネクステージで査定を受けた車(2台目)

このとき、ネクステージには出張査定をお願いしました。
ライバル社であるビッグモーターの結果とも比較してみましょう。

ネクステージ35万円
ビッグモーター15万円
他社(最高額)45万円

この車に関して、ビッグモーターの提示価格は論外ですが、ネクステージはそこそこ納得の査定額を出してもらいました。
ただ、最高額は45万円だったので、ネクステージの35万円は “フルスイング” とは言えないでしょう。


ご覧いただいたように、私の経験上では、ネクステージの査定額がベストとは言い難いのが実際のところです。
会社規模や実力は確かなものがあるかもしれませんが、他社との駆け引きにおいては、フランチャイズ店より融通が利かない印象があります。

ですから、ネクステージを候補に考えるのはもちろん賛成ですが、他社とも必ず比較するようにしましょう。

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ネクステージのフルスイング買取は “空振り” もある

今回は、ネクステージの買取査定が高いのか、それとも安いのか、私の経験談も踏まえてその実態に迫ってみました。

ネクステージは中古車の販売力が非常に高いため、その点は買取においても強みになります。
しかしながら、“言うは易く行なうは難し” ということわざがあるように、ホームページで「高く買い取ります」と高々に宣言していても、実際の査定額は他社より低いこともあるでしょう。

車の買取で一番損をするのは、「この買取店で売ろう」と最初から決め打ちすることです。
実際、相見積もりを取ると、他社のほうが数十万円も高くなるケースもあります。
ですから、車を売る際は、最低でも3社は買取価格を比較するようにしましょう。

それが、車を高く売る鉄則です!