「これだけボロボロな車だと、さすがに廃車しかないか…。でも、少しでもお金になれば…」
長年乗ってきた愛車もだんだんボロボロになり、そろそろ潮時だと感じているのではないでしょうか?
ただ、欲をいえば、そんな車でも買い取ってほしいですよね。
そこで、あなたに朗報です!
今や、中古車の輸出や自動車リサイクルが確立されたことで、たとえどんな車でも買取可能な時代になりました。
だから、あきらめずに、然るべき手段をとりましょう。
というわけで今回は、ボロボロのポンコツ車を売る方法を紹介していきたいと思います。
目次
ポンコツ車でも買取が可能な理由
あなたの車は今、どんな状態ですか?
- 傷やへこみを直さずに、そのまま乗り続けている。
- 塗装が錆びてボロボロになっている。
- エンジンや足回りから変な音がする。
- 車体がゆがんで、走行が不安定。
- 事故後、乗らずに放置したまま。
車がこんな状態だと「買取はムリでしょ」と思うかもしれませんね。
でも実は、その車にもまだ価値が残っているんです。
その理由を説明します。
海外需要がある
とくに日本では、古びた中古車の需要はほとんどありません。
街なかでも、ボロボロの車なんてそう見かけないですよね。
ところが、そんな車を輸出業者が結構いい値段で買い取るケースは良くあること。
もちろん、ポンコツ車も例外ではありません。
とくにアジア圏やアフリカ、南米などの発展途上国では、今どきの車より、むしろ構造がシンプルな古い車のほうが好まれます。
そういう車のほうが修理が簡単で、市場価格も安いからです。
また、一般のユーザーが買わないような車が、自然災害などの復興支援で活躍するケースもあります。
たとえば、支援物資や災害ゴミを運ぶためや、車を失った方々の足として。
このように目を広く向ければ、一見なんの価値もないような車でも必要とされる場が結構あるんです。
中古部品や鉄資源としての価値がある
なかには事故車や故障車もあるでしょう。
しかし、車として再利用するのが難しくても、まだまだ使える部品やパーツは残っているはずです。
実際、廃車から取り外した部品は、業者間やネットオークションで売買されています。
画像出典:au PAY マーケット、ヤフオク!
とくに生産が終了した古い車の部品は、中古パーツとして高値で取引されることも。
さらにいえば、最終的に残った「鉄」でさえも再資源として売買されています。
日本鉄リサイクル工業会のデータによると、鉄スクラップ1トンあたりの相場は2〜4万円を推移しています。
つまり、どんな状態の車でも、中古部品や資源としての価値が残っているんです。
税金の還付がある
極めつけの理由が「還付金」です。
実は、廃車にすると、自動車税が月割りで戻ってくることをご存じでしたか?
まだ車検が残っていれば、重量税や自賠責保険料も戻ってきます。
(還付金を受けるには手続きが必要)
したがって、ボロボロの車でも、最後の最後に現金化することができるんです。
あなたの車には、最低でも「海外需要」「部品や再資源」「還付金」としての価値が残っています。
だから、その車を売るのをあきらめることはありません。
ボロボロの車を売るときに関係する3つの費用
ただし、きちんと値段をつけて買い取ってくれる業者を探す必要があります。
まず、ボロボロの車を売るときに関係する3つの費用を理解しておきましょう。
業者やお店によって、還付金を買取金額に含めたり、手数料が無料だったり、あるいは廃車費用を請求されたりと、対応はさまざまです。
でも、シンプルに考えれば大丈夫。
とにかく、この3つの費用を相殺して、あなたが受け取るお金が少しでも多くなる業者を選ぶようにしてください。
ボロボロのポンコツ車を売却する方法
それでは、ボロボロな車を売る方法を紹介していきますね。
買取が可能なのは、以下の3つの業者です。
- 中古車買取店
- 廃車買取業者
- 解体屋
ただし、❸の解体屋はあまりオススメできません。
車を自分で持ち込む必要があり、手続きも面倒で、金銭的に損をする可能性が高いからです。
したがって、選択肢は❶❷になります。
【選択肢その1】中古車買取店
というわけで、まずは一般的な買取店で査定してもらいましょう。
なぜなら、買取店は「輸出業者」ともつながっているので、ボロボロな車でも売りさばくことができるからです。
もし中古車としての価値が残っていれば、買取店での査定がもっとも期待できます。
注意
ただし、ボロボロな車は足もとを見られる可能性が高いです。
だから、1店舗だけで判断するのではなく、何社か査定を受けてから売却先を決めるようにしましょう。
でも、お店をあっちこっち回るのは面倒ですよね・・・。
そういう方には『車一括査定』をおすすめします。
車一括査定は近くの候補店にまとめて出張査定を依頼でき、条件のいいお店を効率よく探すことができます。
ボロボロな車だと大差はないかもしれませんが、数万円でも高く売れればラッキーですよね!
なお、申し込み後の売却は任意なので、気軽に試してみてください。
【選択肢その2】廃車買取業者
ただ、中古車としての価値がなければ、買取店でも値段がつかないことがあります。
そんなときは、最終手段である『廃車買取業者』を利用しましょう。
文字どおり、廃車レベルの車を買い取ってくれる専門業者で、ボロボロなポンコツ車でも現金化することできます。
廃車買取業者を選ぶときのポイントは、以下のとおりです。
《廃車買取サービスを選ぶポイント》
- 0円以上の買取保証
- 引き取り費用が無料
- 手続き代行費用が無料
- 還付金あり
最低でも、これらの条件を満たしている業者を選びましょう。
とはいっても、なかなか自分では探しづらいと思うので、以下の記事で紹介している業者をチェックしてみてください。

ボロボロの車は下取りに出しても売れない
ちなみに、新車または中古車ディーラーでの「下取り」を考えている方もいるかと思いますが、正直あまりオススメはしません。
そもそも販売店は「車を売る」ことが仕事なので、ボロボロな車の下取りをお願いしても、まともな値段がつかないからです。
とくに新車ディーラーは人件費などの運営コストが非常に高いので、値段がつかないどころか、廃車費用を払う羽目になるかもしれません。
もちろん見積もりくらいならOKですが、やはり「中古車買取店」か「廃車買取業者」のほうが査定は期待できます。
まとめ
ボロボロな車を手放すときは、まず「その車には価値がある」という前提でいてください。
そして、少しでも高く買い取ってくれる業者を探してみましょう。
そのとき、車の売却先として2つの選択肢があります。
【選択肢その1】
中古車買取店に売る
ただし、足もとを見られないよう、車一括査定で何社か比べることが重要!
【選択肢その2】
廃車買取業者に売る
余計な手数料を取られないよう、安心できる業者を選ぼう!
このどちらかの方法なら、たとえボロボロになった車でも、その価値を最大限に見いだしてくれる業者が見つかるはずです。
余計な費用を払わなくて済むよう、車を賢く売ってくださいね。