ビッグモーターが売却後の減額はOKと証言!クレーム安心保証の内容や必要性についても考察

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ビッグモーターが契約後に減額してくるって本当? なんか車を買取に出すのが怖くなってきた…

車買取における契約後の減額トラブル
車を売る方としてははなはだ納得できない問題ですが、こういうケースは稀に起こりうるのが実態です。。

そして、この類いの口コミで最もよく登場するのが、今回取り上げる「ビッグモーター」なんです!

こんにちは、

GOODBYE CARの岡田です。

こういう話を聞くと、「ビッグモーターってやばいの?」と不安になりますよね。
実際私も、ビッグモーターの営業マンに「契約後の減額」をほのめかされたことがあります。

そこで今回、ビッグモーターに車を売っていいものか慎重に検討するために、「買取後の減額トラブル」の実態に迫ってみたいと思います。

ビッグモーターから契約後に減額された方の口コミ

普通の感覚でいえば、「契約後に減額とか、そんなのダメでしょ」と思いますよね。
でも実は、法律上は正当な場合もあり、それを口実にビッグモーターは減額を要求してくるケースもあるんです。

それでは、まず、被害の報告とも言うべき、ビッグモーターから実際に減額請求された方々の口コミを5つご覧ください。

いかがですか?
これが、ビッグモーターの実態です。

契約をした(買取金額を約束した)わけですから、あとから「やっぱり〇〇万円減額で」と言われても売り手としては到底納得できるわけもなく、怒りを覚えるのも当然ですよね。

ネット上で観覧したかぎりですが、ビッグモーターは他社よりもこういった類いの口コミが多い印象がありました。
もちろん、このようなケースは稀ですが、リアルに起こっていることは疑いようのない事実です。

ビッグモーターで売却後の減額トラブルが多い理由

では、なぜ、ビッグモーターは他社より「買取後の減額トラブル」が目立つのでしょうか?

ビッグモーターは買い取った車を5万台以上も在庫として抱えており、全国300店舗以上で自社販売を行っているのですが、実は、それらの中古車はすべて「事故歴(修復歴)なし」を掲げているんです。

つまり、ビッグモーターは修復歴車を自社で扱うことは絶対にできないわけです。

では、この方針がどうして減額トラブルにつながるのか、その経緯を簡潔に説明しましょう。

  • 査定士が修復歴なしと判断し、自社販売する予定で買取。
  • その後の検査で修復歴が見つかり、自社販売が不可となる。
  • その車を業者オークションで転売することになる。
  • しかし、自社販売するつもりで高値で買い取ったため、オークションでは利益が出せない。
  • 利益確保のため、売主に減額を要求。

ビッグモーターが減額を要求してくる理屈が、何となく理解できたでしょうか。

ここで注目すべきは、査定士が「修復歴なし」で買い取った車が、後の検査で「修復歴車扱い」になっている点です。
つまり、査定士が修復歴を見落としているわけです。(売り手が申告しなかった場合は除く)

したがって、「査定ミスによる損害を、法律と契約内容を盾に売主に負わせようとする行為」が、車買取における減額トラブルの実態になります。

とくにビッグモーターは、店舗展開がめざましい一方で、経験の浅い査定士も非常に多いため、その結果、「修復歴の見落とし」といった問題がよく起きているのだと思います。

ビッグモーターが「買取後の減額はOK」と実際に証言した話

これは、私がビッグモーターから査定を受けたときの話です。

ビッグモーターの出張査定

買取後の減額について、担当の方と次のような会話があったのを覚えています。

車の買取であとから減額なんて話も聞きますけど、実際どんなんですか?

ビッグモーター
ビッグモーター

実は、この業界ではOKなんですよ。
「瑕疵担保責任」と言うんですけど、隠れた欠陥が後から見つかった場合は減額できる法律があるんです。

え、そうんなんですか?
でも、きちんと申告していれば良いんですよね?

ビッグモーター
ビッグモーター

査定のときに見られない箇所は別です。

でも、うちは保証があるので安心してください。

他社だと高い金額で買い取って、あとから減額してくることもあるので、気を付けたほうがいいですよ。

こういう話、ビッグモーターさんが一番聞くんですけど…


要するに、このときの説明によると、「契約はしても、金額は約束できない」というのがまかり通る業界のようです。
車の価値を判断するための「査定」なのに、これでは「査定に自信がない」と宣言しているようなものですよね。

確かに、これに関する法律はありますが、契約後に減額することを当然かのように言ってくるビッグモーターの営業マンを見て、企業体質が伺える気がしました。

ビッグモーターが契約後に減額請求してくる法律的根拠

では、ビッグモーターが減額の根拠とする法律とは、どういった趣旨なのでしょうか。

これには、民法の契約不適合責任が関わってきます。
要は、「取引される物の品質が契約内容と合わなかった場合、売り主が責任を負う」というものです。


たとえば、中古住宅を買った場合を考えてみましょう。

価格も手頃で大変気に入って購入した家でしたが、なんと、住み始めてから基礎部分が傾いていることが判明。
しかし、契約時にそんな話は聞いていなかったため、愕然がくぜんすると同時に怒りもこみ上げてきました。
当然この場合は、家を売った業者が責任を負うことになります。


つまり、契約不適合責任とは、このような取引があったときに買い手を守るための法律なんです。

ただ、車を売る場合は、立場が逆になります。
仮に、通常の査定では見抜けない箇所の修復歴や不具合があとから見つかれば、その責任は売主が負うことになるんです。

これが、ビッグモーターが契約後に減額請求してくる法的根拠です。

(この法律に関しては、別の記事でさらに詳しく解説しています)

【二重査定】車買取で契約後の減額はありえる!法的見解と未然回避策を解説

ビッグモーターから減額されないために「クレーム安心保証」は入るべきか

ここまでで、ビッグモーターがなぜ強気で減額を要求してこれるのかが理解できたかと思います。

でも、車を売る方としては「あとから減額されたらどうしよう…」と不安になりますよね。

ここでビッグモーターが上手いのは、きちんとその不安を解消するためのサービスを用意している点です。
それが、「クレーム安心保証」です。

クレーム安心保証とは

契約書に書かれていない車両状況(修復歴や不具合など)が後日発覚しても、提示した買取金額を100%保証するサービス。

要は、減額しないことを約束する保険のようなもので、あとで欠陥が見つかってもノークレームというわけです。

ちなみに、クレーム安心保証の料金は以下のとおりです。

軽自動車10,200円
普通車(買取額100万円未満)10,200円
普通車(買取額100万円以上)20,400円
輸入車30,600円

中古で買った車の場合は、把握していない「前オーナーの修理歴」を指摘される可能性もあります。
そこで減額トラブルに発展するケースもあるため、その場合は保証に入ると安心です。

しかし、悪い見方をすれば、ビッグモーターは売り手の不安をあおって+αで儲けているとも言えるのではないでしょうか。

もちろん、車両状態に自信があり、修復歴の心配もなければ、加入する必要は全くありません。

減額が心配ならビッグモーターは候補から外すべし!

いかがだったでしょうか。
今回の解説で、なぜビッグモーターに「減額トラブル」にまつわる悪評が目立つのか、その背景が理解できたかと思います。

それでは、要点をまとめますね。

ビッグモーターの減額について
  • ビッグモーターの場合、契約後の減額は起こりえる。
  • 査定ミスによる場合もあるが、法律を盾に強気の姿勢で減額を要求されることも。
  • 安心を買うための保証はあるが、弱みに付け込まれているようで釈然としない。

何だか、ビッグモーターの実態を探れば探るほど、気持ちよく取引できそうにない会社に思えてきました。。

ビッグモーターの買取査定の評判がやばい。口コミと体験談から実態に迫る!

もし今回の記事を読んでビッグモーターに対する印象が悪くなった方は、迷わず候補から外しましょう。
その代わり、「減額はしない」と宣言しているカーセブンのような買取店を検討してみてはいかがでしょうか?

ただ、少しフォローしておくと、減額トラブルになるケースというのは稀で、実際、ビッグモーターで車を高く売っている人もたくさんいるのは事実です。
なので、車両状態にとくに不安がなければ、査定を受けてみる価値はあると思います。

ビッグモーターの買取査定は安い!が、交渉で30万円高くなった実例も公開

でも、ビッグモーター以外からも必ず査定を受けるようにしてください。
なぜなら、他社のほうが査定額が高かったり、契約内容も違ったりするからです。

ですから、車を売るときは、ビッグモーターを含めるかどうかは別として、必ず何社か比較することをおすすめします。
そうすれば、車が高く売れるのはもちろんですが、あなたも安心して契約できるはずです。