車の買取は手数料がかかる!売却費用の相場と損しないお店の見分け方

当ページはプロモーションを含みます。

車の買取査定は、どのお店でも無料でやってくれます。
でも、いざ契約する場合は、何かしらの手数料が取られるんでしょうか?

買取店のホームページを見ると、大抵は以下のような内容が書かれています。

  • 買取査定サービスは完全無料。
  • 手続きを含め、費用は一切かかりません。

確かに、こう書いてあれば安心です。

ただ、これはあくまで表向きの表現・・・。
実際は従業員が動き、手間も時間もかかるわけですから、「完全無料」はありえません!

ここで「え? 無料って言ってるけど、結局、手数料とられるの?」と疑問に感じたかもしれませんね。

というわけで今回は、車の買取における手数料のカラクリと、損をしないお店の見分け方について解説していきたいと思います。

車の査定は基本的に無料

車を買い取ってもらうには、まず査定を受ける必要があります。
車両の状態を直接見ないと、正確な査定額は算出できないからです。

ビッグモーターでの査定

ということは、その時、お店側には人件費が発生することになります。
主張査定になれば、もちろんガソリン代も。
つまり、車を査定するだけでもコストは必ずかかっているんです。

しかし、その段階で手数料を取っていたら、見込み客すら来なくなってしまいますよね。
だから、どのお店も無料査定を掲げているわけです。

無料査定を掲げる車買取店

したがって、車の査定の段階で手数料を取られることはありません。

車買取における手数料の種類と相場

では、査定後に契約を進めることになった場合は、何か手数料がかかるんでしょうか?

前述したように、「表立って請求はしないけど、実質的にはコストがかかっている」というのが買取店の内情です。

まずは、(本来)何にいくらかかっているのかを見てみましょう。

《車買取にかかる手数料と相場》

種類 内容 相場
❶査定料
  • 査定にかかる人件費
  • 移動費(出張)

5千〜1万円
❷引き取り費用
  • ドライバーの人件費
  • キャリアカー/レッカー代

1〜3万円
❸名義変更手数料 手続きの代行費用 1〜2万円
❹印紙代 名義変更の際に必要 500円

❶ 査定料

前述したように、ほとんどの買取店では査定を無料で受けられます。
しかし、実質は5千〜1万円のコストがかかっています。

❷ 引き取り費用

車を自宅まで取りにきてもらう場合は、ドライバーの人件費がかかります。
また、キャリアカーを使う場合のコストはさらに高くなり、事故車や不動車などの引き取りはレッカー代が発生します。

❸ 名義変更手数料
❹ 印紙代

買取店が自社名義へ変更する場合は、その手間賃と印紙代がかかります。
ただし、名義変更せずにそのまま業者オークションで転売することもあるので、その場合はかかりません。

ではもう一度、車買取の手数料を確認しておきましょう。

  • 査定料:5千〜1万円
  • 引き取り費用:1〜3万円
  • 名義変更手数料:1〜2万円
  • 印紙代:500円

の手数料は、お店の対応次第ではかからないこともあります。
しかし、少なくともの査定料は必ずかかります。

したがって、車を売るには最低5千円〜最高6万円ほどの手数料が実際はかかっていることになるんです。

車売却にかかる費用は有料だけど無料

ところが、大手買取店のホームページを見ると、大抵は「費用は一切かかりません」と書いてあります。
これは一体、どういうことでしょうか?

カラクリは簡単です。
実は、査定で提示される金額は、はじめから手数料が差し引かれた数字になっているんです。

そうすれば、お客さんは「手数料を取られた」とは感じません。

逆に、こう言われたらどうでしょう?

何だか損した気分になりますよね。
だから、買取店は最初から「手数料を差し引いた金額」を提示するんです。

つまり、実質は有料だけど、無料に見せているということ。

こう聞くと不信感を抱くかもしれませんが、買取店も商売としてやっている以上、実際にかかっているコストを全てタダにするわけにはいきません。
そう考えれば、はじめから手数料を差し引いてもらったほうがスッキリしますよね。

車買取では「振込金額」を聞くのが鉄則

ですから結局のところは、あなたが手にするお金(振込金額)がいくらになるかが重要なんです!

大抵の場合は、誤解がないよう最初から「手数料を引いた振込金額」が提示されるはずですが、念のため、他に費用がかからないか確認しておきましょう。

そして、いちばん肝心なのは、振込金額を何社か比較することです。
お店によって手数料が異なるというのもありますが、何より、車に対する元々の査定額が全然違うからです。

ちなみに、私が12年落ちの修復歴車を売ったときは、最大11万円以上もの差がつきました。

車の査定風景
スカイラインの査定額の比較表

もっと高く売れる車なら、その差が数十万円になることだってあります。

ですから、車を売るときは手数料のことは気にせず、その代わり、何社か査定を受けて「振込金額」が最も高いお店を選ぶようにしましょう。

《参考記事》

車査定は何社受けるべき?相見積もりの効果的なコツを紹介 車査定で業者をバッティングさせてみた!同時査定のやり方・効果をリアル解説

まとめ

車の買取では、査定料や手続き代行費用など、さまざまなコストがかかります。

ただ一応、表向きは「無料」となっているので、手数料を別途請求されることはないと思います。
と言うより、、手数料は最初から差し引かれます・・・。

大事なのは、車を売って、あなたがいくら受け取るかです。
そして、少しでも得をする形で車を売るには、その振込金額を何社か比較することが重要になります。
そうすれば、手数料を差し引かれたとしても、結果的には車を高く売ることができるでしょう。