「マナーとして、下取り車のガソリンはどのくらい残しておくべき?」
「ガソリンが残ったまま車を引き渡すのはもったいないから、新車の方に入れ替えてもらえないのかな」
下取り車に残ってしまったガソリン。
車をそのまま引き渡すのは、何だかもったいないですよね。
余ったガソリンを新車へ移し替えることができればいいんですが、ディーラーでは対応してもらえません。
また、ガソリン残量が多いからといって、下取り価格が上がることもないです。
なので、車を引き渡す前に、ガソリンはできるだけ減らしておきましょう。
そこで今回は、車を売るときのガソリン残量と減らし方について解説していきます。
目次
下取り車のガソリンは新車に入れ替えてもらえる?
ディーラーで下取りに出す場合、「ガソリンを無理に減らさなくても、残った分を新車に入れ替えてもらえないの?」と考える方もいるでしょう。
ただ、はじめにお伝えしたように、ディーラーは「ガソリンの入れ替え」に対応してくれません。
ガソリンの扱いには「危険物取扱者」の資格がいるため、ディーラーの専門外だからです。
整備工場やガソリンスタンドでも、ガソリンの抜き取りだけに対応してくれるところは少ないですし、仮にやってもらえたとしても保管には携行缶が必要になります。
もちろん、自分で作業するのもNGです!
YouTubeでそういった動画もありますが、危険なのでやめましょう。
ガソリン残量が多ければ下取り価格はアップする?
では、ガソリンがたくさん残っていれば、その分、下取り価格を上乗せしてもらえるのでしょうか?
残念ながら、下取り価格は変わりません。
下取り車のガソリン残量が多いからといって、ディーラーが得をするわけではないからです。
しかし、逆に考えれば「ガソリンが少なくても、下取り価格は下がらない」といえます。
下取り車はガソリンをどのくらい残して引き渡すのがマナー?
そこで、「ガソリンが少ない状態で引き渡すのは失礼じゃない?」と気にする方もいるかと思います。
たとえばレンタカーは、ガソリンを満タンにして返すのがマナーですよね。
ただ、先にも述べたように、下取り車のガソリンがたくさん残っていても、ディーラーにメリットはありません。
それに、新車が納車される時でさえ、ガソリンはせいぜい10L程度しか入っていません。
ですから、車を引き渡すときにガソリンを満タンにしておく義理はないですし、マナー違反にもならないです。
車を売却するときのガソリン残量は1メモリが理想
というわけで結論ですが、下取り車のガソリン残量は少なくても問題ありません!
(車を買取店に売るときも同じです)
では、下取り車のガソリンは、どのくらい残しておけばいいんでしょうか?
ガソリン残量は「1メモリ」で十分です。
納車当日、下取り車をディーラーまで持ち込むと思いますが、ガソリンが1メモリもあれば、お店まで自走して向かえるはずです。
もっと言えば、給油ランプが点いた状態でも大丈夫です。
もともと車は、給油ランプが点いても30〜50kmくらいは走行できるように造られているからです。
とはいえ、ガソリンを限界まで減らすのはロシアンルーレットみたいでハラハラするので、やはり「1メモリ」くらい残しておくのが丁度いいかと思います。
車のガソリン残量を調整する方法3選
次に、ガソリン残量を調整する方法も紹介しておきますね。
【その1】
ガソリンを少量ずつ給油する
ふだん、ガソリンは「満タン」もしくは「数千円単位」で入れると思いますが、車の引き渡しが近づいてきたら少量ずつ給油するようにしましょう。
セルフのガソリンスタンドであれば、給油量や金額を指定できます。
指定ボタンの最小は「5L」か「500円」ですが、「お好み」ボタンからもっと少量も指定できます。
試しに、1リットルだけ入れてみました!
(わずか数秒)
もちろん、請求額も1リットル分の値段です。
このように、少しずつ給油すれば、ガソリンの残量を最小限に抑えられるはずです。
車を使う頻度にあわせて、給油量を調整してみてくださいね。
ちなみに、サービススタッフがいるガソリンスタンドでも給油量は指定できますが、気が引ける方はセルフスタンドを利用しましょう。
【その2】
愛車との別れを偲んでドライブにいく
ガソリンが使い切れないくらい残っているなら、愛車との別れを偲んでドライブにいくのもいいかもしれませんね。
愛車とサヨナラするときは、意外とセンチメンタルになるものです。。
ガソリンを減らすついでに、最後のお別れドライブに出かけてみてはいかがでしょうか?
なお、走行距離が多少伸びても査定額は変わらないので、ご安心を。
【その3】
ガソリンが減るまで引き渡しを先延ばしにする
ディーラーに頼めば、下取り車の引き渡し(納車日)を調整してもらうこともできると思います。
もし、ガソリンがたくさん余っているなら、ひとまず今の車に乗り続け、残量が少なくなってきた段階で車を交換できるように相談してみてはいかがでしょうか?
ガソリン残量の調整方法を、もう一度確認しておきますね。
- ガソリンを少量ずつ給油する
- 愛車との別れを偲んでドライブにいく
- ガソリンが減るまで引き渡しを先延ばしにする
ガソリンを少しでも減らしたい方は、このいずれかの方法で調整してみてください。
ガソリンの損失は数千円。下取りの損失は〇〇万円!
とはいっても、ガソリンが残ったまま車を引き渡しても、その損失はせいぜい数千円です。
それよりも、「車をディーラーで売ること」自体を考え直したほうがいいかもしれません。
なぜなら、ディーラーの下取り価格は安い傾向があるからです・・・。
逆に、車を買取店に売れば、数万〜数十万円も高い値段がつくことはざら!
そんな大金をみすみす取りこぼさないためにも、ぜひ一度、買取店で査定してもらうことをオススメします。
ただし、何社か比較して、なるべく高い金額を提示してもらえる方法をとりましょう。
そこでオススメなのが、『カービュー』の愛車無料一括査定です。
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まとめ
今回お伝えしたように、車を売るときのガソリン残量については、何も気にする必要はありません。
ただ、ガソリンがたくさん残ったまま車を引き渡すのは少しもったいないので、できるだけ減らした状態(1メモリ程度)が理想です。
そして、車を手放すときにもっとも重要なのは、「高く売る」ことですよね。
ガソリン残量よりも、そのことにフォーカスして車の売却を進めていただければと思います。